sayakacangの日記

アラサー→アラフォーのワーママです。勤続9年の会社を離れてインドネシアはジャカルタに滞在中。

うっかりはノーカウント?

6月6日から7月5日はラマダーンで、ムスリムは昼間断食します。30日間断食の義務があり、乳幼児、高齢者、病人、妊産婦、旅人、生理中の女性などは免除されます。(旅人、生理中などは別の日にやる義務があるとか)
私は今咳が出て薬を飲んでいるので、水分ないとつらいので、しばらくお休みすることにしました。通常私の咳は3ヶ月くらい続くので、夫が「じゃあ今年の断食は終わりか」などとブツブツ文句を言うのですが、知りません。扁桃腺炎とか肺炎になりたくないし。ただ、症状が収まったら断食再開するつもりなので、昼食は胃に膜を作るようにと乳製品のみにして、生活サイクルは変えていないのですが、果たして再開できるかどうか。

さて、断食について先日あるお父さんから聞いた話ですが、子供さんに強く迫られて断りきれず、断食中にも関わらず一緒にジュースを飲んでしまったそうです。これは、断食にカウントされなくなるんだな、と思っていると、いや、これは、朝起きて断食中だと忘れてうっかり水飲んじゃったみたいなもんだからいいんだよ!」とのこと。後でwikipediaを読むと、断食を止める意思がなければよいとのことですが、上記のお父さんには突っ込みどころがいくつかあるように思います。
①起き抜けにうっかりと子供のわがままを拒否できなかったのは、過失にあたるのか。むしろ故意?
②お父さんは、子供のわがままに押し切られてジュースを飲んだとき、都合よく断食中であることをうっかり忘れられる都合のよい記憶力を持っているのか?
③「朝起きて…水を飲む」これは、許されることらしいけど、別の問題がないか。
→通常は、朝の礼拝の時間よりも前にに起きて食事をすませ、礼拝時間から断食にはいるという流れで、インドネシアでは礼拝後に二度寝するのは怠惰とされているようです。日本であれば、朝の礼拝が今2時半頃と聞くので、高緯度地域の夏であれば、夜から朝の礼拝まで起きておいてその後就寝でも許されるのでしょうが、ジャカルタの朝の礼拝時間は今4時半くらいです。低緯度地域ではそんなに大きく日の長さは変化しないので、年が違っても大きく変わらないように思います。ジャカルタでは平日5時台に通勤のため家を出る人も少なくないのに、寝起きに水一杯って言い訳は、さりげなく怠惰を暴露しています。「不適切ではないが、違法ではない」っていう奴か。ちょうど日本ではやってる奴ね。

まあ、いろんな人がいるってことなんでしょうが、自分に甘い人は、他人にも寛容になりっていただきたいものです。せめて。